ローマ字変換ツール

日本式・訓令式・外務省ヘボン式・駅名標ヘボン式の4方式に対応

漢字・ひらがな・カタカナが混在する日本語テキストを、4つの主要なローマ字表記方式で同時に変換します。形態素解析エンジン(kuromoji.js)により漢字の読みを正確に判定し、日本式・訓令式・外務省ヘボン式(パスポート式)・駅名標ヘボン式の結果を一括で比較できます。パスポート申請、駅名表記、学術論文など、用途に応じた方式を選べます。

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記号・句読点の処理:
🔤

日本語テキストを入力すると4方式のローマ字に変換します

使い方

1

日本語を入力する

テキストエリアに漢字・ひらがな・カタカナが混在した日本語テキストを入力します。コピー&ペーストも可能です。

2

4方式で自動変換

入力と同時に形態素解析エンジンが漢字の読みを判定し、日本式・訓令式・外務省ヘボン式・駅名標ヘボン式の4方式で同時にローマ字変換します。オプションで大文字表示や非標準文字の変換も可能です。

3

結果をコピー

各方式の出力カードにある「コピー」ボタンで、必要な方式の結果をクリップボードにコピーできます。変換詳細で各単語の読みも確認できます。

4つのローマ字方式の比較

日本語のローマ字表記には複数の方式があり、それぞれ制定の背景や使用場面が異なります。本ツールでは、実用上重要な4つの方式に対応しています。以下にその違いをまとめます。

基本的な違い

かな日本式訓令式外務省ヘボン式駅名標ヘボン式
sisishishi
titichichi
tututsutsu
huhufufu
zizijiji
dizijiji
duzuzuzu
しゃsyasyashasha
ちゃtyatyachacha

長音の表記

方式長音の表記法例(おう)例(おお)
日本式マクロン記号ōō
訓令式サーカムフレックス記号ôô
外務省ヘボン式長音省略oo(語末: oo)
駅名標ヘボン式マクロン記号ōō

撥音「ん」の表記

方式通常b/m/p の前母音の前(例: ん+あ)
日本式nnn'a(アポストロフィ)
訓令式nnn'a(アポストロフィ)
外務省ヘボン式nmna(区別なし)
駅名標ヘボン式nmn-a(ハイフン)

各方式の特徴と使用場面

日本式(Nihon-shiki)

田中館愛橘が1885年に提案した方式で、日本語の音韻体系を忠実に反映します。「し」を si、「ち」を ti と表記するため、五十音表との対応が規則的です。ISO 3602 の厳密翻字(Strict Transliteration)として国際規格にも採用されています。言語学や日本語教育の学術分野で使用されます。「ぢ」と「じ」、「づ」と「ず」を区別して表記できることが最大の特徴です。

訓令式(Kunrei-shiki)

1954年の内閣告示第一号で定められた日本政府の公式ローマ字方式です。日本式をベースに、「ぢ」→ zi、「づ」→ zu のように現代仮名遣いに合わせて統合した方式です。小学校の国語教育で教えられるのはこの方式です。ISO 3602 の標準としても採用されています。学校教育や公文書で使用されますが、英語話者にとっては直感的に読みにくいという課題があります。

外務省ヘボン式(Gaimusho Hepburn)

日本のパスポートに使用されるローマ字方式で、外務省旅券法施行規則に基づいています。ヘボン式をベースに、長音を省略するのが特徴です(例: 太郎 → TARO、大野 → ONO)。「ん」は b/m/p の前で m に変わります(例: 新橋 → SHIMBASHI)。パスポート申請時に最も身近な方式であり、海外での氏名表記に広く使われています。

駅名標ヘボン式(Ekimeihyo Hepburn)

鉄道の駅名標や道路標識に使用されるローマ字方式です。外務省ヘボン式と基本は同じですが、長音をマクロン記号で表記する点が異なります(例: 東京 → Tōkyō、大阪 → Ōsaka)。また「ん」と母音の区切りにハイフンを使用します(例: 信濃 → Shin-ano)。鉄道駅名、道路標識、地図表記など、地名の正確な発音表記が求められる場面で使われています。

各方式の使用場面

場面推奨方式理由
パスポート申請外務省ヘボン式外務省の規定による必須方式
駅名・道路標識駅名標ヘボン式国土交通省の標識基準に準拠
学校教育訓令式内閣告示に基づく公式教育方式
国際規格(ISO)日本式/訓令式ISO 3602 として規格化
名刺・海外向け外務省ヘボン式英語話者にとって読みやすい
学術論文日本式音韻の区別を正確に表現
地図・ナビ駅名標ヘボン式長音表記で正確な発音を示せる

よくある質問

漢字の読みが間違っている場合は?

本ツールは形態素解析エンジン(kuromoji.js)を使用しており、一般的な文章であれば高い精度で読みを判定します。ただし、固有名詞(人名・地名など)や同音異義語では誤変換が生じる場合があります。変換詳細で各単語の読みを確認し、必要に応じて手動で修正してください。

4つの方式のうち、どれを使えばよいですか?

用途によって最適な方式が異なります。パスポート申請には外務省ヘボン式、学校の授業や試験では訓令式、駅名や地図の表記には駅名標ヘボン式、学術的な正確さが必要な場合は日本式が適しています。迷った場合は、最も広く使われている外務省ヘボン式を選ぶのが無難です。

長音(おう、えい等)はどう表記されますか?

方式によって異なります。日本式と駅名標ヘボン式ではマクロン記号(ō など)を使用し、訓令式ではサーカムフレックス記号(ô など)を使用します。外務省ヘボン式では長音を省略し、「おう」は「o」と表記します(パスポートの氏名表記と同じルール)。

「非標準文字も変換する」オプションとは?

ティ・ディ・ファ・フィ・ヴァなど、外来語由来の特殊なカタカナ表記を変換するオプションです。オフの場合、これらの文字はそのまま出力されます。外来語を含むテキストを変換する場合はオンにしてください。

英数字や記号はどう処理されますか?

英数字・スペースはそのまま出力されます。句読点や記号については「記号・句読点の処理」オプションで、そのまま出力・半角に変換・スペースに変換・削除の4種類から選択できます。

入力データはサーバーに送信されますか?

いいえ。すべての処理(形態素解析・ローマ字変換)はブラウザ内のWeb Workerで行われ、外部サーバーに一切送信されません。

データについて

このツールは時効性のないデータのみを使用しています。計算式や変換係数は普遍的な値に基づいており、定期的な更新は不要です。

入力データはブラウザ内のみで処理されます。サーバーへの送信は一切ありません。